スト5 ダルシム攻略まとめ

スト5 Hitboxダルシム攻略まとめ

スト5ダルシムやhitbox型コントローラーについて

【ランクマ】ウルトラダイヤモンドになりました

f:id:BiscuitHammer:20210305163442j:plain


前置き

ものすげえ久しぶりです。2月にウルダイに上がったので更新します。
スパダイ昇格の記事を書いたのが2020年3月ですので11か月振りの昇格となります。
スト5を始めて14か月でスパダイ、そこから11か月掛けてウルダイにやっとこさ昇格出来ました。
期間のアンバランスさから見ても平坦な道ではなかった事が伝わるかなあと思います。

スパダイ所感

ここから本題。スパダイで戦い抜いた11か月について所感など書きます。
(今回の記事画像が無くて長いです。すみません。)

永遠に続く踏み台昇降

前回の記事でダイヤのポイント獲得率の優遇が凄まじく、勝率35%程度でもスパダイになれるという内容を書きました。
そんな状態でスパダイに辿り着いたプレイヤーに何が起きるかというと、ダイヤとスパダイの踏み台昇降です。
スパダイになる事でダイヤほどの優遇は無くなり負けて簡単にダイヤに落ちる→ダイヤで格上に運良く1引いてスパダイに昇格する、という不毛なランクアップを50回以上繰り返した気がします。

負け過ぎてメンタルがヤバい

もうね、、、一旦落ちたダイヤからの昇格でスパダイに輝くエンブレムを見てもため息しか出ないんですよ。また下手だからダイヤに降格した、という現実の確認作業でしか無く1ミリも嬉しくありませんでした。
スパダイ期間の11か月の内10ヶ月間はひたすら「勝てない」「何か変えて試す」「勝てない」「失望する、気分を変える」「勝てない」「愚痴る」「勝てない」「勝てない」「勝てない」「思いついたことやってみる」「勝てない」「言い訳」「もうランクマやめようかな」「でももう少しやってみよう」「勝てない」ということの繰り返しで、光が見えませんでした。
このゲームで初めて挫折を味わったんだと思います。無差別級の人みんな強過ぎるんですよね

「勝ち」に飢える悪循環

格ゲーマーとしての自分に必要な心の栄養は「成長の実感」のような曖昧なものではなく、「勝利」であることが身に染みました。ゲーマーにとって「勝利」は毎日3食食べたいごはんみたいなものだと思います。これから遠ざかると飢えて焦って短絡的になり余計に勝利から遠のきます。出来れば半分は勝ちたい。最低限「勝ち負け」をしたい。電源入れれば10回中7回も負ける世界はキツすぎる。
一方でスパダイに上がれない(勝率が30%を切っている)方も沢山いるわけですよね。そんなの試合始まる前からメンタル擦り切れてると思いますよ。
SNSでは上位勢が「ダイヤ帯のクソムーブでポイント減らした」という書き込みを目にすることが少なくありません。自分はマスタークラスの人の悩み(大体勝てるけどポイントがなかなか増えない的なあれ)は全然分かりませんが「大体勝てない、全く勝てない、自分の下手さに反吐が出る」ような期間の苦悩はよく分かります。
対戦に負け続けると自分自身を否定され続けるようなキツさがありますよね。
それでも積み重ねるしかない、あくまで「正しい努力」を続けるしかないのが対人ゲームの辛いところであるし、それを突破出来た時が最大限に達成感を感じられる面白いところだと思います。
強くなりたい、勝ちたい、という目的意識で続けて行くならスポ根的思想ですが、そう考えて地道にやるしかないと思います。

勝つためにやったこと

ウルダイ上がるまでにやったことで、効果的だった2つを書きます。
先に言うと①立ち回りの見直しと、②PC版移行です。
とても個人的な内容かつ、ダルシムの話なので今スパダイに停滞している方、しかも他キャラ使いの方には参考にならないかも知れません。ふーん、そうなんだー程度に読んでください。

自キャラの強みを知る

昇格できた理由(勝率が上がった理由)の90%が自身の立ち回りを見直し大きく変えたことです。
結論から書くと、ダルシムのVスキル1「ヨガフロート」の利用頻度を爆上げしました。
※シーズン5の調整によりフロートのリスクを爆上げされたため利用頻度、利用する場面を現在はもっと慎重にしてます。

これまでの立ち回りでの自分の武器は、
・ズームパンチ、キックでの牽制
・対空
・ドリルで突っ込んでワンチャン有利を取って攻める
・運良く画面端に追い込めたらハメ殺す
でした。

ズームの牽制は一発のダメージが平均60程度、対空も平均60程度と、当然ですが決め手に欠けます。一回でも跳びが噛み合えば250〜300のダメージ+起き攻めが付くことも多いです。相手の置き技のクラカンが噛み合えばキャラによりますが一気に画面端に運ばれるリスクも常にあります。

いくらズームを頑張っても歩きガードがうまい相手には対処のしようもなくいずれ近づかれるか跳びを噛み合わされて殺される。。。

ズームと対空だけではリスクリターンが合わない。ワンチャンの跳びを通せば死亡するけど、ドリルをよく見てる相手にはドリルすら通らない、攻め手がない、受けも下手、どうしようも無い……こんな試合が続いて、実を言うとスパダイ昇格2ヶ月目くらいで心折れてました。

そこからしばらくして何かのタイミングで、よく見ていたウォーロードダルシムのイツキさんの配信を参考にして「フロートで取り敢えず適当に浮く」戦術を取り入れた所、劇的に世界が変わりました。

新しい戦術の理解

フロートを立ち回りに積極的に取り入れることで初めて気づいたのですが「フロート→J大P」の動きはリーチ判定共に優れていて、ダルシムにとって微妙に気まずい中距離(飛びと前ステどちらでも触られてしまう距離感)での制圧力が優れていることが分かりました。しかも仮に技を食らっても空中判定なので、着地で一回読み合う事ができます。(※シーズン5から吹き飛びやられ+ダウンになったため慎重に使う必要があります)
相手にしてみればやっとダルシム相手に中距離まで近づくことが出来たけど、、「うわ、なんか浮いてて嫌だなー」と思わせる効果が非常に高い行動なのでしょう。この行動が非常に強いおかげで、相手の意識の底にモヤモヤと、常にフロートの影をチラつかせることが出来ます。
するとズームの牽制、様子見、ドリルなど自分がこれまで持っていた選択肢全てに対してノイズとして作用するようになり、相手の対応が一歩遅れたり、焦って攻めさせたりすることが出来るようになりました。言い換えると相手の行動が読みやすくなりました。(※フロートのリスクが上がったと言っても、この点は変わらないと思います。大幅弱体を食らってもなお、フロートが強い(頼らざるを得ない)ことは間違いありません)

ダルシムとはなんぞや?

(少なくとも自分の技術では)ダルシムは牽制と対空だけでは試合を支配できない。
飛ばれたら死ぬような微妙な距離感ではズームも気軽に振れない。そこでフロートという新しい難所を設置することができる。フロートによりダルシムの基本行動全体にノイズが混じる形になり、読み合いを複雑化させることができる。(もしくは複雑であるかのように見せる事ができる)。
フロートを落とすにはリスクが伴う。フロートに対する回答を持たない相手の侵入は、この難所で堰き止める事ができる。
ただし、フロートに対する回答を持つ相手とは地上でガチンコの殴り合いをする展開を覚悟しなければならない。
これが私が得た「ダルシムの立ち回りとはなんぞや?」という問いに対する取り敢えずの回答でした。たぶん、当たらずとも遠からず、という所だと思います。

自分を知ると相手が見える(気がする)

自キャラの強みとは何か?その答えが固まってくると立ち回りの方向性が見えてきて、その分相手の動きに集中できるようになった気がします。
自分が守りたい間合いがある、
ここから先に侵入されたら何をしようか、
相手は何を足掛かりに近づこうとしてるのだろう、
ズームを振って様子をみようか、
歩きガードで手堅くくるぞ、
何をすれば止められるだろう?
とりあえずフロート置いて相手の回答を見てみようかな、
みたいに考えます。
自キャラの強みが見えてきたことで、相手の気持ちに立って考える心の余裕が出来てきた気がするんです。
恥ずかしながらこんなに強い行動を今まで取っていなかったなんて……俺は先輩ダルシムの動画の何を見ていたんだ……と思いましたよ。思いましたとも。
豪鬼で言えば「VS2VT2で頑張ってますが勝てません!キツイです!」みたいな話だと思います。めっちゃくちゃ強いんだから取り敢えずVS1VT1を使えよって話ですよね。

PC版に変えました

他にやったことといえば、PC版に移行しました。IDはdarunikki_PCです。全てが快適なのはさて置き、PC版に変えたことも勝率アップに10%くらいは影響していると思います。

新アカウント、1からスタート

ご存知だと思いますがスト5はps4版とPC版でアカウントの引き継ぎが出来ません。LP0からのスタートとなります。
さすがにゴールド帯ぐらいまでは負けないだろうという思いはあり、明らかにランク差があるので対戦相手には申し訳ない気持ちもありました。
申し訳ない気持ちもありつつ、プラチナ帯までは負け無しで勝ち上がったので連勝ボーナスがいい仕事をしてくれました。無差別帯では無いけど久々に沢山勝てた、という事実も自分には大事でした。

ロードが早い。ゲームが早い。

リプレイ見るのもトレモステージに行くのもサクサクになりました。ロードの時間が長いからリプレイ見たくない、という言い訳も通じなくなり、よく見るようになりましたw
PC版はps4より1Fほど入力遅延が少ないということで、これまで練習しなかった確認系の技術も少しずつ練習するようになりました。具体的にはアンビルクラカン確認EXファイアとかですね。確かにPS4版より確認の猶予あるかも!と思い感動しました。

以上のようなことでモチベが上がった点もプレイに勢いがついて昇格に繋がった要素だと思っています。

まとめ

長くなったのでこんなところで終わりにします。
本当に立ち回りを見直してからはあれよあれよとポイントが上がりました。10ヶ月同じ場所で燻ってたのに、ラスト1ヶ月で+5000LPみたいな感じです。
たぶんセンスある人はもっと自キャラの強みを見つけるのが早くて(他人のプレイを見て要点をつかめたり)、柔軟に変化できるんだと思います。自分は間違いなく格ゲーのセンスはありませんねw
それとキャラ対と言えるレベルのことは殆どやってませんでした。(今は少しずつやってます)
自分と同じくらいの帯域で突き抜けられずに悩んでいる方は、本当に自キャラの強みを理解し、引き出せるように動けているのか?と自問してみると、もしかしたらいいかも知れません。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
それでは。