【Hitbox】ファイコマ基板と後入力優先と左右ニュートラル
ファイコマ基板にはとてもお世話になりました。
- 次はこれ使います
- ファイコマ基板とどう違うの?
- ファイコマ基板の「後入力優先」
- ファイコマ基板の残念ポイント
- 公式基板のメリット
- 後入力優先のメリット
- 後入力優先→公式仕様に変えての個人的なデメリット
- 後入力優先の方が強くない?
- 今後の課題
- おわりに
次はこれ使います
次は
前回の記事で作成したこの子を次は使うことに決めました。
記事に書いた通りSOCDクリーナー導入済です。
ファイコマ基板とどう違うの?
ファイコマ基板は「後入力優先」
今回選んだRapPro.Nの改造アケコンはSOCDクリーナーを導入したため「左右同時入力はニュートラル。上下同時押しは上優先」です。
つまり公式のHitBOXと同じ仕様ということになりますね。
ファイコマ基板の「後入力優先」
ファイコマ基板の「後入力優先」は上下押しに関して言えば、上を押していても下を後から入力すれば下入力になることや、「←↓」を同時に押している時に「→」を押すと「↘︎」では無く、「→」が出力されるなど、UFB基板の後入力優先モードとも(恐らくは)異なる動作仕様となっています。
この仕様はガイルなどのためキャラに取ってはソニックがしゃがみ溜めから撃ちやすく、むしろ強力なメリットになると思います。
※詳細は↓にまとめています。乗っ取りを検討中の方はどうぞ。
ファイコマ基板の残念ポイント
残念ポイント① 639昇竜が出来ない。
まさに上記の仕様がコマキャラに取っては残念でして、かの有名な639昇竜(628昇竜とも)が出来ません。また、いわゆる「しゃがみ昇竜のショートカット入力」にも非対応で、昇竜の簡易入力面で二歩ほど遅れを取っていますね。
一応過去記事で取り上げていますが、動画のリンク切れてるので公式の解説YouTube乗っけときます。
https://m.youtube.com/watch?v=wy2QRCRI16w
こちらが639昇竜で、
https://youtu.be/lAJYRafu0LM
こちらがしゃがみ昇竜のショートカット。
残念ポイント② CPT精神ェ…………
はい。ガフロコン騒動以降、ヒットボックスの仕様は格ゲー界を騒がせて来ましたが、カプコンの見解的には「後入力優先」の仕様は原則認められない方向にあるようです。(ソースも何も出さずに申し訳ないですが)
自分自身が想像以上にスト5にハマっており、オフ対戦会等にも顔を出す機会があるため、長いものに巻かれる形で変えようかな、と思った部分もあります。
公式基板のメリット
何だか後ろ向きな話を先にしてしまったので、公式基板(と同じ仕様)にしたい!と思ったポイントを書きます。
メリット①昇竜入力が強い
先述の話と対になるのですが、当然昇竜入力が強化されるのは大きなメリットです!
ダルシムはヨガテレポートが昇竜入力になります。
テレポは立ち回りで、コンボで、起き攻めで、あらゆる場面で入力しまくるので、もしかしたら全キャラの中で一番昇竜を入力しているのはダルシム使いかもしれません。それくらい見逃せない改善点になります。
※ちなみにこの恩恵はファイコマ基板で無ければ、UFBの後入力優先モードでも受けられると思われます。
メリット②ガードからのバクステ入力が強い
1P側の想定です。
「←」入力でガードしながら、「→」ボタンをピアノ押しすると、(左右同時押しはニュートラルなので)「←N←N←」と出力されガードからのバクステ動作への切り替えが4〜5Fで行える(はず)です。
通常レバーだと、すでに←に倒れているレバーをNに戻し、←に入れ、もう一回Nに戻し、←に入れる必要があります。
通常レバーだとニュートラルからのバクステコマンドの完成が平均8〜9Fなので(色んな人のリプレイ見て調べた)、ガードバクステは12、13Fくらいはかかると思うのですが、ヒットボックスの、公式基板の仕様なら5Fほどでできる(はず)。
ダイヤに上がってから防御択を持つことの大切さを痛感しており、このフィジカル面での優位はとても魅力的に思えました。
※4,5Fで行える、の根拠は以前作ったこの検証動画になります。
https://youtu.be/MLWBo1YZYvo
ちなみにガードからのバクステが速いということは、裏返すと歩きからの前ステが速いのと同じことで、これは攻めの面でのメリットですね。
防御択増やすの大事!
— だるにっき@Hitboxダルシム攻略書く人 (@DaruNikki) 2019年12月14日
ということで
ヒットボックス式「ワンガバクステ」
の入力方法解説です。
解説では立ちガードからですが屈ガードからも勿論okです。
「ニュートラル=無防備状態」の時間を極限まで削減できるヒットボックスの強味が光ります。 pic.twitter.com/pcM9QWfFhI
後入力優先のメリット
後入力優先と公式仕様の基板を比較して、後入力優先の強いところはどこか?という観点でまとめます。
メリット①歩きガードが強い
後入力優先の場合、1P側の操作では、←を押しながら、→を押すとキャラクターは前進します。
そして→を離すだけでガード方向にレバーが入るため、ニュートラルを経由しないで「歩く・ガード」の動作が切り替えられるのです。
これは豪鬼やかりん等の歩きが速く強力なキャラには特に噛み合うメリットです。
「ガード方向のボタンを離す」という動作を省略して前に歩ける、と言い換えても良いです。
メリット② Vリバが出しやすい
デメリット①で書いた内容と本質は同じです。
ガード方向に入れながら反対方向を押してもニュートラルにならないのでVリバ時も「ガード方向のボタンを離す」という動作を省略出来ます。
メリット③ソニックが出しやすい
←溜め→入力もニュートラル経由無し、「ガード方向のボタンを離す」という動作を省略出来ます。
ソニックハリケーンのCA入力も当然「ガード方向のボタンを離す」必要が無く、超高速で入力が可能です。
メリット④ヨガフレイムが出しやすい
ヨガフレイムの入力は63214です。
←を押しながら、「→」「↓」と押すだけでコマンドが完成してしまいます。
これも「ガード方向のボタンを離す」という動作を省略出来ていますね。
メリット⑤ヨガゲイルが出しやすい
低空ヨガゲイルのことで、入力は空中で63214です。
ジャンプしてから4フレーム以内にコマンドを完成させる必要があるため、通常は「↑」を入力する前に63214を完成させてから↑を押す「仕込み入力」というテクニックを使います。
後入力優先で有れば「→」を押しながら「↓」「←」「↑」と順番に押していくだけでコマンドが完成することになり、これは「進行方向のボタンを離す」という動作を省略出来ていますね。
後入力優先→公式仕様に変えての個人的なデメリット
ダルシムを使う自分の場合、上記に挙げたメリットの中で無くなると痛いのは
メリット④ヨガフレイムが出しやすい
メリット⑤ヨガゲイルが出しやすい
のみです。
ダルシムはそもそも後ろに下がりながら戦うのが強いキャラで、歩きがベガやサガットに並んで弱く、歩きガードのメリットは感じ辛いです。
ためキャラでも無い。
Vリバは利用場面が限られており、何とかなるレベルだと思ってます。
後入力優先の方が強くない?
キャラに依ると思います。
歩きガード、ソニック入力の出しやすさのメリットは非常に分かりやすいメリットで、強力です。
しかし左右同時ニュートラルという特性を利用した、ステップ操作の強さに防御面でのアドバンテージを感じずにいられません。
そもそも後入力優先ではなくても、ガード方向と進行方向の切り替えは、押す指を誤差無く切り替えることが出来ればニュートラル経由無しで入力方向を切り替えることは理論上可能です。
少なくとも「レバーより速い」ことには変わり無い。
以上の理由により
後入力優先のメリットは無くても、プレイヤーの練度次第で充分な強さが発揮できると思いました。
しかし、左右同時ニュートラルという特性は、プレイヤーの練度で獲得しようが無いメリットです。
※ただしソニックハリケーンの様な複数回前後入力を切り替える操作は比較にならない程、後入力優先が速く、強いです。
今後の課題
とりあえず低空ゲイルとヨガフレイム(コンボ)の入力です。バクステはその後。
初心者に戻った気分で遊んでいます笑。
完全に慣れの問題なので脳の回路と指の動きが直結するまでひたすらプレイするだけですね。
年明け頃には慣れてるといいなと思います。
また、低空ゲイルの入力は矢張り難しく一筋縄では行きませんが、解決の目処は立っているので後日ブログで紹介しようと思います。
おわりに
操作感は、後入力優先→公式仕様に変わるだけで全然別のコントローラーに変貌してしまいました笑。
思うように動かせるようになった頃にランクマも再開しようと考えています。
それでは。